シュークリームの「シュー」はフランス語で「キャベツ」という意味。
なるほど、丸くてシワシワの形は確かにキャベツそっくりですね。
私が子供の頃は、カスタードクリームの入ったふんわりしたものが多く、友達の家に遊びに行ってもらったりするととっても嬉しいものでした。市販のお菓子にあったようなチョコレートの入ったミニシューも、本当のシュークリームとは違うけれど、それでもやはりふんわりして、食べるとクシュッと溶けるように潰れるやさしい味わいは、いつもとても楽しみでした。
子供時代を卒業し、大人の味のシュークリームを食べたのはいつだったか…
高校生くらいでしょうか。
普通のカスタードとはなんだか違うリッチな味わい、バニラビーンズの黒い粒、ふんわりした生地なのに表面は少しカリッとしていて、ほんのり洋酒が香り、うっすら粉糖がかかっているようなシュークリームを食べたとき、「これは大人の食べ物だ…」と改めて惚れ直したのです。
今はそのクリームが、カスタードと生クリームを合わせたものだと知っていますが、初めて食べた時のあの衝撃は忘れません。しっかり卵の味があるのに、軽くてコクもある。
そんなクリームもいつしかすっかり定番になっています。
最近は表面に(メロンパンのような)薄いクッキー生地をのせて焼いたものも見かけるようになってきましたね。シュークリーム、シンプルな中でどこまで進化するのでしょう。
そうそう、シュークリームと言えば忘れてはいけないミニシュー、「クロカンブッシュ」。 小さなシュークリームをタワーの様に組み立てて飴をかけたお祝いのお菓子です。「ゴツゴツした木」という意味ですが、ギッシリついた小さなシュー(キャベツ)はまるで芽キャベツのよう…! フランスで結婚式に食べるのは子孫繁栄を願ってだそうです。確かに子だくさんのイメ−ジ…。新郎新婦もお客さんもみんなで少しずつ幸せを分け合って食べる、素敵なお菓子です。
幸せのお菓子、シュークリーム。
食べているだけでも十分幸せですよね…!
