わたしはよく食べ、よく歩く。
そして結構バスにも乗る。
先日、バスに乗った際に、とても面白い光景に出会った。
都心で歩き疲れた私は、空いていた座席に吸い込まれるように腰を下ろした。
そうしたら、ふにゃふにゃとした変な音が、後ろの方から聞こえて来るではないか。
むむむ〜?
と思って、音の発信する方向へ顔を向けると、真っ白いふりふりのワンピースを
来た、お世辞にもかわいいと言いにくい幼稚園児(勝手に断定)と、お相撲さんかと見まがう程のまるっこいお母様が座っていた。
まさか、アノお母様が・・・!?
と一瞬、変な映像が私の頭をよぎったけれど、耳を澄ますと、
どうやら声の主は“ふりふり”のほうだった。
なっとうネバネバ♪、なっとうネバネバ♪
なっとうネ〜バネバ♪、なっとうネバネバ♪と呪文のように繰り返している。
お母様は、我関せず。
その音は、耳につく念仏のようなものなれど、なかなか可愛い光景かも・・
と思えた矢先のこと。
びっくりするような映像が目に飛び込んできた。
なっとうネバネバ♪
なっとうネバネバ、欧米か!?
ふりふりが、自分の頭をバシンっ!と叩いたのだった。
えっ!? 一瞬目を疑ったけれど、壊れたスピーカーのように
なっとうネバネバ♪
なっとうネバネバ、欧米か!?(バシンっ!)
何度も何度も一連の動作を繰り返すではないか!
くわ〜っ!!!!面白すぎ!
私の疲れた顔が、くちゃりと歪んだ。
そして、これから納豆と食べるとき、毎回思い出すんだろうな、とも思った。
現に、今そうなっている。
恐るべし、ふりふり。
